今年も残りわずかになってきましたが、沖縄でも少しずつですが、試合が開催されるようになり、みなさん試合に向けてジムでスパーリングや出稽古に行ったりするようになってきたことでしょう。

スパーリングや試合に出た方が、本人も気がつくことがあるし、課題が浮き彫りになるので、指導する側も、それからの指導がやりやすくなります。

ここで気をつけなければいけないことは、スパーリングや試合の時に、たまたま自分の攻撃が当たったときや、相手の苦手な攻撃をして当たったとき、これはイケると強く思い込みすぎて、それが自分の得意技と思い込んでしまうことです。

特にスパーリングなどは、練習なので、自分の中でテーマなど決めて望めば、別にそのスパーリングは劣勢で終わっていても別に気にしなくてもいいんです。

スパーリングで自分が優勢に終わることだけを考えて、とにかくなんでもいいから相手を痛めつけることだけを考えてしまう。練習や試合で使ったことがなかったり、使う余裕すらないのに、相手がその技に対して苦手だからと、そんな技ばかり使って相手を痛めつけ、自分が気分良く終わればいいと思ってしまっている。

試合でたまたま当たったヒジが効果的だったからと、それからヒジばっかり練習する。何も考えず、めちゃくちゃ振り回したフックが当たったら、自分のフックは強いと思い、フックの練習ばかりする。そんな人いませんか?

それだったら、なぜそのヒジが当てられたのか、なぜフックが当たったのか?その技までの過程を追求したり、そういうことを練習した方がいいと思います。

そして逆に自分がうまくいかなかったことも練習で改善していく。

自分が気持ちいい練習ばかりしていても、試合では相手も死にものぐるいで来るので、想定外な事ばかりで、そう思い通りにはいきません。

試合で勝つためには、苦手なことにも積極的に取り組み、とにかく考えて練習することでしょうね。

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