ここから3人の試合は、学年が2学年違うというマッチメイクだったので、

安全面で、自分のジムの子も、また相手の子たちのことも、若干心配をしていました。


第10試合のアイル。

相手は2学年下の子でした。アイルは4年生でも身体が細く、体重も軽いのですが、

そこはやはり4年生。相手の子とのパワーの差は歴然。

相手の子も、アイルのキックが当たったら、試合中に泣いてしまい、

アイルもどうしたらいいのか、わからない状態で、試合が進み、

途中でレフリーストップでアイルのTKO勝ちでした。


ここで、ビックリなのですが、あとで相手の子のジムの代表が挨拶に来てくれ、

話を聞いたら、試合後、アイルが、泣いている相手の子のところに来て、

ちょっと強く蹴ってごめんね。パンチが強かったよなど励ましてくれて、お菓子もくれたそうです。

相手の女の子も、それまで泣いてたのですが、元気になってくれたそうです。

こんなことができるって、素晴らしい。

ジムに通って、強くなることも大切ですが、強くなることによって、

まわりの人にも優しくなれるって、こういうことがとてもいいことですね。



第12試合のミナル

ミナルは、けっして弱くはなく、もし同じ学年の女の子とだったら、むしろ強い方だと思います。

しかし、今回は、同じ女の子でも、学年差、体格差がかなり出てしまいました。

特に身長差。

試合の対戦表には身長・体重など明記されてないので、わからなかったのですが、

いざ、リングで対峙して見ると、

体格差、身長差があまりにもあったので、これは危ないなと。

試合が始まって、ミドルをもらって、しっかりカットはしたのですが、

そのままカットごと吹っ飛んでしまい、転倒。

基本通りにやっているのに、それが通用しないという、危ない状況。

すぐにでも試合を止めれる準備をしながら、見ていましたが、

その前にレフリーが試合をストップしてくれました。

幸い、怪我もなく、今もジムに元気に来てくれて、

また頑張るって言ってくれているので、良かったです。

次は、同じくらいの子とできたらいいですね~。



15試合目のトム。

名護ムエタイには、珍しい、久しぶりに、根っからムエタイが大好きな男の子。

クラスの前や後にも、ひとりで、練習しています。

身体は大きくないのですが、ガキ大将といった感じで、ファイトスタイルも荒々しい。

そして、対戦相手は2学年下の男の子。これも逆に、相手の子が心配でした。

事前に、個人的に相手のジムの代表にも確認し、なんとかやってみるとのこと。

試合が始まると、トムの跳び前蹴りで、それで相手の子が泣いてしまい、

すぐにレフリーストップで試合が終わるかと思われましたが、

なんとか続ける意思を見せてくれたので、試合続行。

相手の子もよくがんばりました(糸満ジムのショウヤ・このショウヤのお兄ちゃんリョウヤは昔から名護ムエタイと縁があり、よく知っている仲でもあります)

そこでトムも、2学年下の子だからと、目が覚めたのか、めちゃくちゃ攻め込まず、

相手の子の、様子を見ながら、試合を展開していきました。

そこからは基本通りにしっかりキックやガードもして、練習したことも出せていましたが、

たまに出す、跳び前蹴りだけは、教えてもいないし、

むしろ、使うなと、言っていただけに、ちょっとざんねんかな~。

でも、これからのジムの期待の星です。まだまだ強くなるでしょう。楽しみです。


その他の試合はこちら↓
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ちょっとしたことなんですが、参考までに。

アマチュア大会とかで、けっこうな子供たちが出す、

ゴングが鳴った瞬間の、走ってからの跳び前蹴り、

あれけっこう危ないんですよ。

喰らった方も、もちろんですが、跳び前蹴りやった人が!!

普通の子は、相手が走ってきて、跳び前蹴りやったら、怖くて身体が丸まっちゃって、

攻撃を食らうんですが、落ち着いて、横に避けられてり、

足を掴まれて瞬間的に引っ張られると、

勢いよくきた分だけ、受け身もとりにくく、顔面から落ちる可能性があって、

とても危ないんです。

キックボクシング・ムエタイは蹴り足を掴むのも認められてるので、

ジムでは基本的に、走り跳び前蹴り(だいたい、そんな技の名前なのか?笑)禁止しています。

みなさんも気をつけてくださいね~。


名護ムエタイスクール
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